清宮、早実卒業式出席も退院先送り 復帰後は2軍合流も

[ 2018年3月17日 06:30 ]

早実の卒業式に出席し、笑顔で卒業証書を持つ日本ハム・清宮
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 「限局性腹膜炎」で療養中の日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)が16日、早実の卒業式に両親とともに出席した。初等部から計12年間通っただけに、「これで卒業なのかという感じで、まだ現実味がない。野球だけではなく、学業との両立とか、人としても多くのことを学びました」と感慨深げに話した。

 頬はこけていた。この日は一時外出。患部の症状や検査の数値は良化し、15日に退院を予定していたが、吉村浩GMによれば「腸を刺激しないように固形物は取れない」という。点滴治療が欠かせず、まだ退院できない状態で、清宮は「少しでも早く回復できるように努めていきます」と誓った。

 当面は治療に専念し、19日にも今後の復帰方針を決定する。栗山監督が「普通に考えれば(12日から)これだけ動いてないわけだから動くには時間がかかる」と話すように、まずは2軍に合流しリハビリを再開させるのが現実的だ。ここまでのオープン戦も15打数無安打。「今は1、2軍を分けていない。たくさん試合に出なければいけない選手はそうしている」とも話し、イースタン・リーグで打席数を稼がせる可能性も高い。

 いずれにせよ、清宮の開幕1軍は厳しい状況にある。指揮官は「(無理に)合わせることはしない」と本人の体調回復を最優先させる考えで、早期復帰できたとしても「結果を出さないと」と条件を加える。開幕まで2週間。今は一日も早い回復を待つだけだ。(東尾 洋樹)

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2018年3月17日のニュース