【宮城】東陵 9回1死から追いつき再試合 佐藤瑞168球完投

[ 2017年7月31日 05:30 ]

第88回全国高校野球選手権宮城大会準決勝   東陵2―2仙台育英 ( 2017年7月30日    Koboパーク宮城 )

<東陵・仙台育英>15回引き分けになり引き揚げる東陵ナイン
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 東陵と仙台育英が延長15回の末に引き分け、31日に再試合に臨むことになった。決勝は8月1日に行われる。宮城代表決定が8月にずれ込むのは、決勝が引き分け再試合となった06年の仙台育英以来11年ぶり。

 東陵は1点を追う9回1死一塁、目黒の左翼線二塁打で同点。エース右腕・佐藤瑞は12安打されながらも15回168球で完投した。投球回、球数とも自己最多ながら低めへの制球が光り、四死球は敬遠四球の1個だけ。27年ぶりの決勝進出へ、右腕は「連投経験はあまりないが、勝つために明日も投げられる準備はしておきたい」と覚悟を示した。

 一方、仙台育英は3投手の継投。2―2の9回2死二塁では「1番・遊撃」の西巻主将が救援し、4回1/3を無失点。毎回走者を出したが、粘り強くしのぎ「先発で9回投げたことはあるが、救援では自己最長。バックと捕手を信じて投げた」と胸を張った。再試合に向けては「チャンスで一本出れば結果は変わる」と早めの援護を誓った。 (原田 真奈子)

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2017年7月31日のニュース