茂木復帰で勢い!楽天 9回2死から逆転勝ち 4連敗阻止

[ 2017年7月31日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天4―3オリックス ( 2017年7月30日    京セラドーム )

<オ・楽>9回、勝ち越しの生還を喜ぶ楽天・茂木(中央)。左はオリックス・黒木
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 勝ち越しのホームを駆け抜けた楽天・茂木が、次打者の島内とジャンプでハイタッチだ。1点を追う9回2死走者なしから嶋が四球を選んで迎えた打席。7球目を見極めて四球でつないだ。続く聖沢が左中間逆転二塁打。今季ワースト4連敗へ、あとアウト1つから勝利を引き寄せたのは、6月17日阪神戦以来の復帰戦となった1番打者だった。

 「ホッとしています。(個人的には)正直、まだまだかなと思うところがあるけど、チームの勝利が一番なのでよかった」

 右肘の故障で6月19日に出場選手登録を抹消。さらに球宴辞退による10試合の出場停止もあった。まだ守備での送球は50%程度の力だが、故障者続出の危機。2軍で2試合、計8打席だけの復帰即先発出場で、5打席で計32球を投げさせて1安打2四球と打線を活性化させた。「100%で振れていた」と5回には左翼線に落ちる二塁打で復帰初安打。梨田監督も「茂木は3出塁かな。何となく“待ち人来る”じゃないけどね」と目を細めた。

 自らの離脱中に投打に故障者が続出したことを「僕から始まった負の連鎖だった」と受け止めた上で「出塁もそうだけど、長打も期待されている。甘い球を1球で仕留められるように」と言った。全員がそろうまで、全力プレーで応えていく。 (春川 英樹)

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