糸井代役は俺!駿太二塁打2本「アピール続けていきたい」

[ 2017年2月14日 06:54 ]

紅白戦で2本の二塁打を放った駿太
Photo By スポニチ

 オリックス・駿太が紅白戦の紅組に「1番・中堅」で先発出場し2本の二塁打を放った。「アピールになったと思いますが、開幕前の結果にはとらわれず、やってきたことを継続して、しっかりと、やることをやるだけです」

 進化を示した。初回先頭の第1打席。近藤の139キロ直球を強烈にはじき返し、遊撃・安達のグラブをはじいた。打球が中堅方向へ転々とする間に一気に二塁へ。3回の2打席目は、かねて「逆方向への強い打球を」と話す通り、高木の140キロ直球を左中間へ運び、目指す打撃の一端を見せつけた。

 外野の一角を担った糸井が阪神へFA移籍。駿太には、その穴を埋める、これまで以上の活躍が求められる。昨季は外野で96試合に出場しリーグ5位タイの5補殺をマーク。チーム随一の守備力を誇る一方で、打率は・192と低迷したことから、課題克服を図り今年1月には10日間DeNA・梶谷に弟子入りした。「自分に合うスイングを大事にしろ」との金言を受け、上から叩く意識から「わずかに下方向から入るイメージ」の新スイングに微調整。前日12日に、福良監督から受けた「ボールをバットに乗せる感覚で」とのアドバイスもプラスにした。

 「1日1本、ヒットじゃなくてもいいので、何かしらのアピールを続けていきたい」。背番号8が貪欲に定位置を奪いに行く。(湯澤 涼)

続きを表示

2017年2月14日のニュース