【中畑清の目】DeNA10代大砲にびっくり「江藤さん、大杉さん以来」

[ 2017年2月14日 09:27 ]

練習試合   DeNA4―1阪神DeNA ( 2017年2月13日    宜野座 )

江藤慎一(左)と大杉勝男
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 いいもの見せてもらったよ。網谷と細川。2人とも追い込まれながら真っすぐをセンターへ。凄く楽しみな右の大砲2門。細川は初めて見たけど、外角高めのボール気味の球を踏み込んでいってバックスクリーン右にぶち込んだ。パワーとヘッドスピード。バットの抜けがいいから打球に逆スピンがかかって、ぐんぐん伸びていく。ラミちゃん監督の目に留まって2軍から呼ばれ、最初の打席で結果を出すなんて「持ってる」なあ。

 左打者が幅を利かせている現在の野球界では貴重な右の長距離砲。「豪打」のイメージは江藤慎一さん、大杉勝男さん以来かな。ひと振りで決める。バットマンとして最大の魅力。このままスケールの大きい打者に育っていってほしいね。

 守りに対する意識も強く持ってもらいたい。ともに課題は守備。若くして代打専門なんてありえない。打撃を生かすためにも、守りを磨くべし。ファームでどんどん試合に出て経験を積むことだね。それにしてもDeNAのスカウトはいい選手を見つけてくるなあ。 (本紙評論家)

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