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元ロッテ香月 “恩人”田中監督から叱咤激励「もっと大きな野望を持て」

鮮ど市場ゴールデンラークスの香月良仁投手
Photo By スポニチ

 投手コーチ兼任で復帰した香月だが、事実上、コーチの肩書きはもう外れている。田中敏弘監督(47)は「コーチは1日で“クビ”にしました。もう彼の存在自体がコーチング、リーダーシップになっているので、選手に専念しなさいと」。指揮官の脳裏にあったのは、昨夏の都市対抗で初優勝したトヨタ自動車の絶対エース、佐竹功年の姿だった。大会を通して1人で4勝を挙げ、30イニングを投げてわずか1失点。その佐竹と香月は同学年だ。

 香月の熊本に対して恩返しをしたいという気持ちを痛いほど理解しながら、田中監督は「佐竹とおまえは同い年だぞ。老け込む年齢じゃない。もっと選手として大きな野望を持って、“ラークスに香月あり”と言われてみろ」と叱咤激励したのだった。

 熊本地震からの復興元年となる今年。「人間力野球」を掲げてきた田中監督は、部員30人の1人1人が活動12年目で人間的に一皮むけたと実感している。昨年4月の熊本地震後。「野球チームからボランティアチームに転身した」(同監督)と、部員たちは被害の大きかった西原村で農業ボランティアに従事した。半年先、1年先の被災地の生活を見据え、サツマイモなどの種の植え付けに汗を流した。「熊本地震は悲しい事実ではあったけど、悪いことばかりではない。無意識のうちに思いやりを学べた。そして会社、地域の方に逆に感謝されて、グラウンドに立っている状況が生まれた」と指揮官。去年あっての今年。何があっても諦めない。

 ≪兄・良太は現役続行の道を模索≫香月同様、兄・良太(34)も昨年10月に巨人から戦力外通告を受けた。兄は12球団合同トライアウトを受け、現在もプロとして現役続行の道を模索し、台湾をはじめ複数の海外チームの入団テストを受ける予定。香月は「兄弟で戦力外と笑う人がいるかもしれないが、野球を始める時も一緒だったし、日本のプロ野球球団をクビになった時期も一緒。そんな経験をしている兄弟はほかにはいない。だから幸せだと思う」と話した。

 ≪「復興のシンボル」も入部内定≫17年の新チームに、「復興のシンボル」ともいえる部員の入部が内定している。昨夏の甲子園大会の開幕戦で始球式を務めた阿蘇中央高(熊本)野球部前主将の倉岡真聖だ。「熊本の地で働きながら野球ができることは、当たり前のことではないと強く思っています」。エース兼遊撃手、さらに4番としても活躍した高校時代と同じ背番号「1」が与えられ、卒業式を前に既にチーム練習にも参加。二塁、三塁、遊撃でノックを受けている。「内野で勝負していきたい。早く社会人のレベルに追いついて、信頼される選手になりたい」と抱負を語った。

[ 2017年2月14日 12:41 ]

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