早実・清宮、5出塁で後輩4番アシスト「野村がたくさん打ってくれた」

[ 2016年11月14日 12:00 ]

明治神宮野球大会 高校の部準決勝 ( 2016年11月14日    神宮 )

<早実・福岡大大濠>7回無死一塁、野村の2ランで吠える早実一走・清宮

 1年生4番の野村が4打点と活躍し、36年ぶりに決勝進出を決めた早実。清宮は全5打席出塁で後輩をアシストし、試合後も「きょうは野村がたくさん打ってくれた。自分もそれにつなげるように出塁できたので勝利に貢献できたと思う」と胸を張った。

 1回1死二塁で迎えた第1打席は四球を選んで野村につなぐと、その野村が先制の中前適時打。1点差に詰め寄られた6回には死球で出塁すると野村の2ランが飛び出し、試合の流れを呼び戻した。

 もちろん、自身のバットでも存在感も示した。1死走者なしで迎えた3回の第2打席では、カウント3-0からの直球を強振。二塁強襲となる右中間への二塁打となった。「カウントがノースリーだったのでインコースのストレートを待っていた。打球がすごく動きながら飛んだのでびっくりした」と自身も驚く安打で、スタンドのファンの度肝を抜いて見せた。

 15日の決勝で、40年ぶりの頂点を目指す。「あす勝って優勝というより、あすの試合を勝つという気持ちでいく」。最後は主将の顔できっぱい言い切った。

続きを表示

この記事のフォト

2016年11月14日のニュース