カブス本拠地 外壁の応援メッセージが消される しかし新たな伝統も

[ 2016年11月14日 14:18 ]

カブスの本拠地リグレー・フィールドの外壁にファンがチョークで書き込んだメッセージ (AP)

 108年ぶりにワールドシリーズを制覇したカブスの本拠地リグレー・フィールドの外壁にファンがチョークで書き込んだ応援メッセージが8日までにすべて消された。

 この書き込みは10月30日に行われたワールドシリーズ第5戦の試合前から自然発生的に始まり、瞬く間にレンガ造りの外壁が応援メッセージで埋め尽くされた。折角のファンの声が消されてしまうのは残念なこと。ただ、それはネガティブなものではなく、むしろポジティブな措置だった。

 カブスは発表した声明の中で壁への書き込みに感謝しており、この「フレンドリー・チョークボード」をプレーオフでのチームの伝統としたい考えを示している。球場の改装で消去する必要があったとはいえ、この説明は秀逸。はたして、2017年シーズンもリグレー・フィールドの外壁が茶色から白く様変わりするだろうか。

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