公式DJもいる!インディアンスのおもてなし

[ 2016年11月3日 05:30 ]

 インディアンスの本拠プログレッシブ・フィールドの中堅後方に球団の殿堂入り選手の功績を称える「ヘリテージ(遺産)パーク」という広場がある。その一角で球団の公式DJカイロがターンテーブルを回し、試合前に女性ファンを踊らせていた。「シーズン中も金、土曜日は試合開始2時間前から音楽を流し、試合開始後は球場内のバーに移るんだ」。彼を雇ったのはリーランド・パットンさん。肩書は「おもてなし担当部長」だ。

 パットン部長はニューヨークのオフ・ブロードウェーで芝居やオペラなどを運営してきた経験があり、2年前にイ軍入りした。かつては455試合連続完売の大リーグ記録を打ち立てたが、リーグ優勝した今季の1試合平均1万9650人は全30球団中28位と近年はじり貧。そこで座席数を減らしてコンコースを広げるなど球場を改築。量より質で勝負した。

 右翼ポール近くのエリアでは40種類のビールと、地元人気店の料理を楽しめる。「キッズ・クラブハウス」では子供を遊ばせておきながら、大人は部屋の窓から試合を観戦できる。「音楽ファンも野球ファンも楽しめる場所にしていきたい」とカイロは目を輝かせた。(奥田秀樹通信員)

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2016年11月3日のニュース