楽天「誠意」で岸にアタック 3年12億円超!背番号「11」も

[ 2016年11月3日 06:15 ]

梨田監督と談笑する星野副会長(右)

 岡山県倉敷市内での秋季キャンプを視察した星野仙一副会長は岸について「誠意を持って前に進める」と獲得に動く方針を明かした。「うちがやられたからよく覚えている。うちの四球の多さは世界一。見本になってくれれば」と制球力の高さを評価した上で「来てくれたら(エースの)則本が一番刺激になる。相乗効果だな」と期待した。近日中に都内で三木谷浩史オーナーと条件面で会談を持つ予定。3年総額12億円以上の大型契約を提示する見込みだ。

 さらに岸が西武で背負っている背番号「11」を用意することも検討している。同番号は10年にドラフト1位で入団し、今季も8勝をマークした塩見がつけている。FA交渉の末に岸が晴れて入団となれば、塩見と相談した上で調整する方針だ。

 13年の優勝以降は3年連続Bクラス。球団は東日本大震災からの復興を目指す東北に再び勇気と元気を与えるため、今オフの大型補強を目指している。その上で地元・仙台市出身の岸は是が非でも欲しい投手。前日に直接出馬する意向を示していた星野副会長は改めて「行きますよ」と話し「女性を口説くのは難しかったが男性も難しい。精いっぱい口説きます」と続けた。11日に解禁するFA交渉へ、どこにも負けない条件を引っ提げ、岸にアタックする。

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2016年11月3日のニュース