シリング氏 流血降板のバウアー批判「投手としての意識が足りない」

[ 2016年10月18日 14:58 ]

カート・シリング氏 (AP)

 元レッドソックスのカート・シリング氏(49)が自身のツイッターでインディアンスのトレバー・バウアー投手(25)を酷評している。

 バウアーは17日(日本時間18日)に行われたア・リーグ優勝決定シリーズ第3戦に先発。しかし、右手小指から出血したため、初回途中での降板を余儀なくされた。出血の原因は趣味のドローン。自宅でこの小型無人機を修理中に小指を負傷してしまったのだ。縫合してのマウンドも、試合早々に傷口から出血。わずか21球でマウンドを後にした。

 プレーオフでの出血といえばシリング氏の「血染めのソックス」が有名。2004年のア・リーグ優勝決定シリーズ第6戦、ヤンキースを相手にレッドソックスのシリング投手は負傷した足首から出血しながらも先発し、7回1失点で勝利投手となった。

 バウアー降板後、ファンはシリング氏のアカウントへさまざまな質問をぶつけることに。「彼について自分にツイートしないでくれ」と最初は回答することをためらっていたが、徐々に発信するメッセージがヒートアップした。

 趣味で自身の商売道具を傷つけてしまったバウアー。シリング氏の批判をまとめると次のようになる。「投手が最優先すべきものは腕や手。それが大金を生み出すわけだから。先輩投手からも絶対に腕や手を危険に晒すなと自分は教わった。あの負傷はバカげているし、利己的といえよう。このコメントはまったく辛らつなものではない。あんな姿は見たくないね」。

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