黒田 引退をチームメートに報告「最後は笑顔でみんなでビールかけができたらいい」

[ 2016年10月18日 17:35 ]

7月23日に日米通算200勝を達成した広島の黒田
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 広島・黒田博樹投手(41)が今季限りで現役引退することを決めた。18日午後7時から広島市内のホテルで会見する。

 広島の黒田は会見に先立ち午後4時45分ごろから、マツダスタジアムでナイター練習に集まった選手、首脳陣、裏方らに引退を報告した。

 グラウンドにできた円の中心で「個人的なことなんですけど、日本シリーズを最後に引退することになりました。最後は笑顔でみんなでビールかけができたらいい。素晴らしい夢を見させてもらいました。2年間ありがとうございました」とあいさつ。一礼し、拍手を浴びた。

 同投手は上宮(大阪)から専大を経て、1996年ドラフト2位で広島に入団。打者をねじ伏せる力強い投球でエースの座に上り詰め、2005年に最多勝、06年に最優秀防御率のタイトルに輝いた。08年からドジャース、ヤンキースで計7年間プレーし、大リーグ通算79勝をマーク。14年オフ、パドレスなどメジャー複数球団からの年俸20億円超のオファーを蹴って年俸4億円(推定)で広島に“男気”復帰し、15年は11勝を挙げた。

 今季も先発ローテーションの柱を担って10勝8敗、防御率3・09の好成績。チームが91年以来25年ぶりのセ・リーグ優勝を決めた9月10日の巨人戦(東京ドーム)では勝利投手となり、感涙したままナインの手で胴上げされた。

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