黒田が引退会見 20年の現役生活にピリオド「日本一という形で恩返しを」

[ 2016年10月18日 19:00 ]

引退会見する広島・黒田
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 広島の黒田博樹投手(41)が18日、広島市内のホテルで記者会見を行い、今季限りで引退することを表明した。

 会見で黒田は「昨日引退の意向を伝え、了承いただき、本日練習前にまずは監督、コーチ、選手、裏方さんの前で伝えました。今までこういうたくさん応援していただいた人たちの前に最後の登板の前に報告できればいいとこういう場を設けて頂きました。たくさんの声援頂いたので、日本一という形で恩返しできるよう一丸となって戦っていきたい」と感謝と決意を述べた。

 同投手は上宮(大阪)から専大を経て、1996年ドラフト2位で広島に入団。打者をねじ伏せる力強い投球でエースの座に上り詰め、2005年に最多勝、06年に最優秀防御率のタイトルに輝いた。08年からドジャース、ヤンキースで計7年間プレーし、大リーグ通算79勝をマーク。14年オフ、パドレスなどメジャー複数球団からの年俸20億円超のオファーを蹴って年俸4億円(推定)で広島に“男気”復帰し、15年は11勝を挙げた。

 今季も先発ローテーションの柱を担って10勝8敗、防御率3・09の好成績。チームが91年以来25年ぶりのセ・リーグ優勝を決めた9月10日の巨人戦(東京ドーム)では勝利投手となり、感涙したままナインの手で胴上げされた。

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