【千葉】処分明けの浦安 コールド発進に感慨…奉仕活動で精神面も成長

[ 2016年7月16日 08:55 ]

<浦安・犢橋>浦安の守屋

第98回全国高校野球選手権千葉大会2回戦 浦安9―0犢橋

(7月15日 船橋市民)
 浦安ナインが試合ができる喜びをグラウンドで表現した。部内暴力による1年間の対外試合禁止処分が明けて最初の公式戦。守屋が6回2/3を2安打無失点、10三振を奪い9―0で犢橋にコールド勝ちした。5回に左越え3ランと投打に躍動したエースは「1年間試合ができず、成長しているのか分からなかった。変わった浦安で周りを驚かせたかった」と感慨深げに振り返った。

 練習試合もできない中でもナインはウエートトレーニングや紅白戦をこなして実戦感覚を維持してきた。さらに部の風紀を正すため、学校周辺のごみ拾いなどの奉仕活動に取り組み、精神面の強化として座禅にも挑戦した。守屋は「技術的には後れを取ったかもしれないが、落ち着いたプレーができた」と効果を口にした。

 目標は千葉大会ベスト8進出だ。大塚和久監督は「処分を受けてチームの意識は高くなった。社会奉仕などを通して一皮むけた。目標を達成して初めて周りにおわびができる。今日はスタートライン」と誓った。(藤原 諄也)

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2016年7月16日のニュース