退団表明の松中が適時打　大歓声「ありがたかった。うれしかった」

＜ソ・楽＞９回２死一、二塁、右前に適時打を放ちガッツポーズをする松中

パ・リーグ ソフトバンク５－１０楽天

（9月29日 ヤフオクドーム）
　試合前に今季限りでソフトバンクを退団し、現役続行の意向を表明した松中が９回にシーズン１０打席目で初安打初打点をマークした。７回に代打で登場して中飛に倒れたが、９回２死一、二塁で回ってきた場面で楽天の松井裕が投じた初球の低めの直球を捉え、一、二塁間を破る適時打。大歓声を浴び「ありがたかった。うれしかった」と言葉に実感を込めた。

　２死から上林が中前打、福田が四球でつないだ打席。代打で出場して空振り三振に倒れた前日の反省から右足を上げないすり足打法で臨み、直球を狙い打ち「自分の培ってきた引き出しから、すり足でいった」と豊富な経験で巧打に結びつけた。