埼玉西部消防局 悲願の初V!冨沢 投打で勝利に貢献

[ 2015年9月29日 05:30 ]

<ティナーズ・埼玉西部消防局>山崎監督(中央)を胴上げする埼玉西部消防局ナイン

スポニチ主催高松宮賜杯第59回全日本軟式野球大会1部最終日

(9月28日 北海道・旭川スタルヒンほか)
 準決勝、決勝が行われ、決勝では埼玉西部消防局がティナーズ(島根)を5―2で下して悲願の初優勝を果たした。埼玉勢の優勝は第56回大会のアスレチック倶楽部以来3年ぶり8度目。最優秀選手賞には投打で活躍した冨沢憧平投手(20)が選ばれた。優勝チームには高松宮賜杯、優勝メダル、スポーツニッポン杯などが贈られた。

 延長11回の激闘を制した準決勝に続いて行われた雨中の決勝戦。埼玉西部消防局が制して、初の賜杯を手にした。0―0の4回1死二塁から5番に座る冨沢憧平が先制の中前打。さらにこの回、敵失と3本の二塁打を絡めるなどして一挙5点を奪って試合の主導権を握った。冨沢は投げても2失点完投で投打で優勝に貢献。雷雨で試合開始が1時間半遅れ、気温13度と悪条件の中で踏ん張った右腕は「集中を切らさずに投げられた。みんなが守ってくれたおかげ」と笑みをこぼした。試合後、ナインの手で3度宙に舞った=写真=山崎大監督(41)は「凄い投手も打者もいないが、みんなでカバーし合うチームワークがよかった」と感無量の面持ちだった。

 ▼ティナーズ・安原竜太監督(島根勢初優勝を逃し)総力戦だった。もう選手は体がボロボロの中で頑張ってくれた。

○…表彰選手…○ 
◇最優秀選手賞 冨沢憧平(埼玉西部消防局)
 ◇優秀選手賞 鈴木康哲(埼玉西部消防局)
 ◇敢闘賞 森脇健介(ティナーズ)

 ▽決勝
ティナーズ(島根)
000 000 002―2
000 500 00X―5
埼玉西部消防局(埼玉)

(テ)波多野、藤井―藤江昂
(埼)冨沢―坂本

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2015年9月29日のニュース