阪神、無安打でサヨナラ勝ち!振り逃げ、落球、最後はパスボール

[ 2015年9月29日 21:41 ]

<神・D>9回無死一、三塁、パスボールの間にサヨナラのホームを踏んだ江越(左)と笑顔でハイタッチする関本

セ・リーグ 阪神4―3DeNA

(9月29日 甲子園)
 阪神がDeNAにサヨナラ勝ちして70勝に到達。貯金を1としてCS争いに踏みとどまった。DeNAは昨年を上回る78敗目を喫し、25日以来の最下位に転落した。

 阪神は3―3で迎えた9回、先頭打者の江越が振り逃げで出塁。俊介の犠打を処理した三上の送球を一塁手ロペスが捕球し損ね無死一、三塁。続く関本の打席で三上の4球目を嶺井がはじいてパスボール。無安打で決勝点が転がり込んだ。

 阪神は0―1の6回、1死から鳥谷の中前打、大和の内野安打などで一、二塁のチャンスをつくり、マートンの左前適時打で同点。なお2死一、二塁で今成が中前へ適時打を放って1点を勝ち越した。7回には1死一、三塁から福留の右犠飛で追加点を挙げてリードを広げたが、直後の8回に追いつかれた。

 メッセンジャーは、2回に筒香、ロペスの連続長短打で1点を先取されたが、その後は立ち直って7回を5安打無失点と勝利投手の権利を得て降板した。しかしリリーフ陣が踏ん張れず同点に追いつかれ、5年連続2桁勝利はならなかった。9回の1イニングを三者凡退に抑えた6番手の歳内が今季初勝利を挙げた。

 DeNAは先発の山口が5回までわずか2安打で無失点と好投。しかし、6回に自らのボークも絡んでリズムを乱し、4安打を浴びて逆転された。8回に相手失策と梶谷の適時打で同点に追いついたが、最後は守備の破たんで自滅した。

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