中京大中京・上野が代表選手の素顔“暴露”小笠原は「やさしいわがまま」

[ 2015年9月29日 14:14 ]

中京大中京の上野

 9月27日から和歌山県で「紀の国わかやま国体」高校野球競技(硬式)が始まった。今夏甲子園を制した東海大相模(神奈川)をはじめ、8強入りした学校など12校が参加している。3年生はこれが高校野球最後の試合だけに、ユニホーム姿も見納めとなる。

 甲子園のみならず、U―18(18歳以下)ワールドカップに出場した高校日本代表の面々も参加。今国体は全チームが同宿で、旧交を温めたようだ。中でもワールドカップ決勝・米国戦で救援登板し、敗戦後に号泣する姿が印象的だった中京大中京(愛知)のエース右腕・上野の話は周囲の爆笑を誘った。

 上野はワールドカップ期間中も独特な視点からユーモラスな語り口で代表選手の数々の秘話を報道陣に披露(暴露?)。今回も上野節は健在だった。秋田商のエース左腕・成田に話が及ぶと「あいつ、かわいいんですよ。僕の部屋に来て、なぜか僕のスマホで僕のことをバシャバシャ写真撮ったり…なんか不思議だけどかわいい。でも、代表の中では一番の負けず嫌いかもしれません」。整ったマスクで人気の成田は普段はクールなイメージなだけに、意外な一面だった。同様に東海大相模(神奈川)の甲子園優勝投手・小笠原についても「シン(小笠原)もね、かわいいですね。なんか“やさしいわがまま”って感じですね」。

 上野はプロ志望届は提出せず、大学に進学する。ほほえましいシーンを多く見せてくれた高校日本代表は、2020年東京五輪で野球が復活すれば主力になる世代だ。それぞれ別の道に踏み出すが、再び日の丸を背負う姿が今から楽しみだ。(松井 いつき)

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2015年9月29日のニュース