FBIがカージナルスを捜査 不正アクセスで情報入手か?

[ 2015年6月17日 06:15 ]

 米大リーグ、カージナルスの球団関係者がアストロズのコンピューターに不正アクセスし、選手情報を入手していた疑いがあるとして、米連邦捜査局(FBI)と司法省が捜査を進めていると、16日の米紙ニューヨーク・タイムズ電子版が伝えた。

 同紙によると、侵入されたアストロズのデータベースには、他球団とのトレード交渉内容なども入っていた。

 捜査対象者や球団の関与については不明だが、2011年までカージナルスのフロントに在籍し、同年末にアストロズのゼネラルマネジャーに就任したジェフ・ルノー氏に恨みを持つ者の犯行との見方が出ている。ルノー氏が両球団で構築したデータベースは似ており、使い回されたパスワードが悪用された可能性があるという。

 米大リーグ機構のロブ・マンフレッド・コミッショナーは取材に応じ「これは連邦捜査であって、野球の捜査ではない。われわれは(FBIと)連絡を取り合い、捜査に協力する。これからどうするかは、捜査から何を知らされるかによる」と語った。

 ナ・リーグ中地区のカージナルスは11回のワールドシリーズ優勝を誇る名門球団。アストロズは1994年から2012年まで同じ地区に在籍したライバルで、13年からはア・リーグ西地区に移った。(共同)

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2015年6月17日のニュース