ラミちゃん“現役復帰” 8・2引退試合のためBC群馬と1日契約

[ 2015年6月17日 05:50 ]

ラミレス氏

 ヤクルト、巨人、DeNAでプレーしたアレックス・ラミレス氏(40)が「現役復帰」することが16日、分かった。今季からシニアディレクター(SD)を務めるルートインBCリーグの群馬と8月2日に「1日契約」を結び、武蔵戦(敷島)に出場予定。関係者は「引退試合ですが、DHでフル出場する可能性もあります」と話した。

 NPB在籍13年間で首位打者1度、本塁打王2度、打点王4度獲得。13年にはDeNAで外国人選手では初の2000安打も達成した。「ラミちゃん」の愛称と陽気な性格でファンに愛され、本塁打後のパフォーマンスでも注目を集めた。14年は群馬で打撃コーチ兼任の外野手として活躍。同年限りで現役を引退し、オフにSDとなった。

 今年4月3日にはDeNAがヤクルト戦(横浜)前に引退セレモニーを開催したが、試合出場となると昨年9月以来となる。現在はSDとして活動しながら「将来は監督でファンに恩返しがしたい」という目標も視野に入れ、プロ野球の試合も欠かさずにチェックしている。打撃理論には定評があり、阪神が今夏の球宴期間中に臨時打撃コーチとしての招へいを検討しているほどだ。

 当日はヤクルトの人気マスコットで仲が良かった「つば九郎」ほか、ラミレス氏と縁のある多くの関係者が群馬県内の敷島球場に駆け付ける予定。涙あり、笑いありの引退試合になりそうだ。

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