巨人・阿部 一塁再転向!首痛再発防止のため自ら志願

[ 2015年6月17日 05:30 ]

一塁再転向が決まり、ロングティーを行う阿部

 首痛のため2軍調整していた巨人・阿部が、一塁に再転向することが決まった。川崎市のジャイアンツ球場で行われた1軍練習に合流。練習前に原監督と話し合った阿部は「自分の意見を言って監督が納得してくれた」と自らの意思であることを明かした。リーグ戦が再開する19日の中日戦(東京ドーム)から出場選手登録される見通しだ。

 阿部は今季から一塁にコンバートされたが、相川の負傷離脱や小林の伸び悩みにより、指揮官が「99%ない」と話していた捕手に開幕7試合目にして復帰。しかし、4月に左大腿二頭筋を肉離れし、今月初旬にはファウルした打球がマスクに直撃した際に昨季悩まされた首痛を再発させた。

 指揮官は「原点に戻るということ。我々が秋季練習の前に話したところ。やっぱり(本人が故障再発の)不安を持っている。捕手という中で」と説明。捕手は相川、実松、加藤の3人制を継続する予定で、阿部については「99%ない」とし、一塁手として打撃に専念させる当初のプランに立ち返る。

 この日の全体練習では限られた時間でスイングの量を増やすことをテーマに、野手全員がフリー打撃の代わりにロングティーを敢行した。他の選手の2倍の数を打ち、居残り特打も行った阿部は「これを再スタートという感じでやっていく」。開幕当初は不慣れな部分も目立った一塁守備については「出るからにはなるべくミスをしないように」と決意を込めた。

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