東海大四・大脇監督 緊迫展開も「楽しくできた」浦学戦へ「食らいつく」

[ 2015年3月29日 18:28 ]

<健大高崎・東海大四>東海大四先発の権

第87回選抜高校野球大会第9日・準々決勝 東海大四1―0健大高崎

(3月29日 甲子園)
 最少得点でしのぎ切り、初の準決勝進出を果たした東海大四・大脇監督は「ここまで来られうれしいです」と声を弾ませた。今大会は21世紀枠の2校に連勝て勝ち上がってきた。前日は大応援団をバックにした松山東(愛媛)を終盤逆転しての連戦となった。

 この日は大脇監督が「きのうの勝ちで選手が吹っ切れた。楽しくやろうという気持ちで取り組めた」と、緊迫した展開の中でも大舞台の雰囲気を感じながらプレーした。先発には背番号11の権を立てて、健大高崎の裏をかいた。4回無失点の権に出した代打・吉田が5回に先制打を放った。「理想通りいけた」と采配が的中した。

 健大高崎には昨年の国体で乱打戦の末敗れたが、けん制、走塁死は4つを数えて機動力を封じ見事に雪辱した。準決勝の相手は、昨年の明治神宮大会初戦でコールド負けを喫した浦和学院(埼玉)だ。大脇監督は「悔しい思いで一冬越した。食らいついていきたい」と意気込みを見せ、63年北海以来となる北海道勢52年ぶりの決勝進出を見据えていた。

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2015年3月29日のニュース