黒田 好投の理由 96球約半分はツーシーム 狙い通りゴロ量産でヤクルト手玉に

[ 2015年3月29日 18:03 ]

<広・ヤ>2回2死三塁、黒田は中村を二塁ゴロにしとめる
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セ・リーグ 広島2―1ヤクルト

(3月29日 マツダ)
 8年ぶりに広島に復帰した黒田が7回を投げ5安打無失点。96球の投球内容のうち約半分がツーシームで、7回21アウト中12アウトをゴロで奪った。

 96球中、ツーシームが46球、フォームが14球、スライダー12球、カットボール10球、直球9球、カーブ5球。かつては150キロを超える直球と鋭く落ちるフォークを武器としていたが、投球スタイルは大きく変わった。直球はわずか9球で、初めて投げたのは3回先頭打者の杉浦にカウント2ボールから投げた3球目。この日を通じて29球目だった。

 見逃し三振を奪う場面もあったが、打者の手元で動くツーシームはバットの芯を外してゴロを狙うボール。右打者の手元に食い込む詰まらせる球、左打者の懐からストライクゾーンへ変化するフロントドアなど場面によって自在に操り、ヤクルト打線を手玉にとった。

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2015年3月29日のニュース