黒田 2740日ぶり白星 7回5安打零封!真っ赤に染まった地元で熱投96球

[ 2015年3月29日 16:48 ]

5回1死一塁、黒田は杉浦の投前送りバントを二塁に送球し併殺にしとめる

セ・リーグ 広島2―1ヤクルト

(3月29日 マツダ)
 大リーグから8年ぶりに古巣・広島に復帰した黒田博樹投手が29日、ヤクルト戦(マツダ)で先発。07年9月27日のヤクルト戦以来2740日ぶりとなる日本での公式戦登板で、7回96球を投げ、5安打5奪三振1四球無失点と好投。凱旋登板で白星を挙げた。

 初回は山田、川端を三ゴロ、二ゴロに打ち取り、ミレッジには中前打を浴びたものの、外角低めいっぱいに決まるツーシームで雄平から見逃し三振を奪った。2回は先頭の畠山に二塁打を許したが続くユウイチ、大引、中村を全てゴロで打ち取りピンチを脱した。

 3回は2死から川端に左前打を浴びるも、ミレッジを右飛に抑えこの回も無失点。4回はこの日初めて三者凡退。5回は1死から中村に左前打を浴びたが、杉浦の投前バントを好フィールディングで併殺に抑えた。

 するとその裏、毎回のように好機を作りながら無得点だった打線がようやく目を覚まし、梵が右翼線へポトリと落ちる適時二塁打を放ち1点先制した。

 6回は2死からこの日初めて四球を出したが後続を斬って取り、7回も安打で走者を背負いながらピンチを広げず無失点。7回裏にはグスマンの左中間適時二塁打で2点目の援護をもらい、8回からマウンドを救援に譲った。

 8回に救援の一岡が1点失ったものの、9回はヒースが無失点に抑え2―1で逃げ切り。一塁側はもちろん、三塁側まで真っ赤に染まったマツダスタジアムを沸かせた。

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