巨人ドラ3高木勇 初勝利 55年ぶり開幕カードで新人先発投手が白星

[ 2015年3月29日 17:25 ]

<巨・D>巨人の先発・高木勇

セ・リーグ 巨人11―3DeNA

(3月29日 東京D)
 巨人の先発ドラフト3位の新人・高木勇がプロ初登板で初先発し、6回105球を投げ6安打2失点、5奪三振の好投で、チームに開幕カード勝ち越しをもたらした。

 高木は味方の大量援護にも助けられ、今季新人勝利一番乗り。巨人で新人投手の開幕カードでの先発勝利は、1960年の堀本律雄、青木宥明以来、55年ぶりとなった。

 高木勇は初回は3者凡退で切り抜けたが、2回からはピンチの連続。2回2死からバルディリス、倉本に安打を許し、黒羽根に四球を与え満塁に。だが、二塁の井端が三嶋の当たりを好捕し助けられた。3回には1死一、二塁で筒香に中前タイムリーを打たれ初失点。4回には2死三塁のピンチに、石川を空振り三振に切って取り、5回は三者凡退。6回にはロペスを四球で出し、飛雄馬にタイムリー三塁打を打たれて2点目を失った。7回から登板の同じく新人のドラフト2位指名・利根も、1回を投げ1安打無失点と好投を見せた。

 巨人打線は井端、亀井が3安打の大当たりで、計13安打で11点をマーク。初回、先頭の坂本、井端の連打に長野が四球で無死満塁とし、阿部の左犠飛で先制。さらに三嶋の暴投で二、三塁に進塁し、村田の二ゴロ間に2点目を挙げた。さらに4回には亀井が2号2ランを放ちルーキーを援護。5回にも2死満塁で、三嶋から代わった林から亀井、相川、高木勇、坂本の4連打で林をKO。さらに井端も内野安打と、打者11人の攻撃で大量5点を加えた。7回にも2死満塁で長野が2点タイムリーを放ち加点した。

 DeNAは、筒香が3試合連続のタイムリー、「7番・遊撃」で先発のドラフト3位ルーキー・倉本が3安打など打撃の粘りはあったが、先発・三嶋の出来が誤算。初回に2失点、3回に筒香のタイムリーで1点を返したが、4回にも2失点、5回、2四球と暴投、阿部の安打で無死満塁としたところで降板し、大量失点を招いてしまった。

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