同点打の大阪桐蔭・吉沢「自信はあった」2年生8番打者が3安打奮闘

[ 2015年3月29日 11:30 ]

<大阪桐蔭・常総学院>7回2死一塁、大阪桐蔭・吉沢が右中間に同点の適時二塁打を放つ

第87回選抜高校野球大会第9日・準々決勝 大阪桐蔭5―3常総学院

(3月29日 甲子園)
 大阪桐蔭に勝利を呼び込んだ同点打を放った吉沢は、7回2死一塁からの右中間二塁打に「(投手の)田中さんが頑張っていたので、打線も頑張らなくてはと思い切っていった。2安打していたので自信はあった」と振り返った。この日は3打数3安打、上位打線が無安打で苦しんだ中、2年生の8番打者が奮闘して逆転につなげた。

 夏春連覇にはあと2勝となったが吉沢は「次は好投手(静岡か敦賀気比)だと思うので自分のバッティングをしたい」と残る2試合に目を向けた。

 そして138球を投げて3試合連続の完投勝ち、打撃では逆転となる遊ゴロ失策を誘ったエースの田中は、9回の同点ピンチを乗り切って「気持ちだけで投げた。声を掛けてもらって投げ切れた」と安どの表情を見せた。

 初回には常総学院の宇草に先頭打者初球本塁打される厳しい立ち上がりとなり、4回までに3失点に「迷惑かけた」と語り、31日の準決勝へ「次の一戦が大事。次までに修正したい」と気を引き締めていた。

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