ヤンキースがボーナス無効主張 選手会はAロッドを全面支持

[ 2015年1月30日 16:18 ]

ヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手 (AP)

 米メディアは29日、ヤンキースがアレックス・ロドリゲス内野手(39)との契約に含まれているボーナスの支払いを拒んだ場合は、選手会が同選手を全面支持すると報じた。

 ロドリゲスは07年にヤンキースと再契約を結んだ際、その中に歴代のメジャー本塁打記録を抜くたびに600万ドル(約7億900万円)のボーナスを受け取るという内容も含まれていた。現在、通算654本塁打のロドリゲスはあと7本でウィリー・メイズが持つ歴代4位の660本塁打を抜くことになり、今季中にもそのボーナスを手にする可能性がある。

 また、17年までヤンキースとの契約が残っているロドリゲスは、その後も714本で歴代3位のベーブ・ルース、755本で歴代2位のハンク・アーロン、そして762本で歴代1位のバリー・ボンズの記録を抜けば、その都度同様のボーナスを手にすることになっている。

 しかし、ヤンキースは禁止薬物使用のため、リーグから昨季の全試合出場停止処分を受けたロドリゲスにそのようなボーナスを支払うべきではないと考えており、先述の契約内容の無効を主張している。そして、もしロドリゲスがこの件に関して選手会に異議を申し立てるのであれば、争う姿勢を見せていた。

 ヤンキースが実際にロドリゲスへそのボーナスを支払うかどうかはその時になってみないとわからないが、情報筋の話では選手会は「いかなる契約不履行に対しても異議を唱え、昨季に一度処罰を受けた選手に対して、このようなボーナス無効というかたちで再び処罰を与えるべきではない」とロドリゲスを支持する構えであるという。

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2015年1月30日のニュース