オリ中島、四刀流で臨む 4種バットで“魅せる”打撃披露!

[ 2015年1月30日 05:30 ]

4種類のバットを使い分けてシーズンに臨むオリックスの中島

 ブランコに負けじと、オリックスの主軸候補の1人である中島も準備を進めていたことが分かった。バットを契約しているアディダスの関係者によると、米国時代に使い分けていた3種類のバットに加え、日本球界復帰に際してもう1本追加。「それぞれ重さや長さ、形状は異なります」と、オリックスでは4種類を併用する「四刀流」で臨むという。

 体調や打撃の調子に合わせて、バットを使い分ける選手は多いが、4つ目を増やすのは珍しい。すでに手元に届いており、宮崎でのキャンプやオープン戦から使い分けることも可能。そこには意欲と慎重さ、両方が感じられる。

 ただ、愛用バットは変わらない。西武時代から使っているものは、920グラムと重めで芯も先の方にある「長距離砲タイプ」。遠心力を使い、右打者ながらも右中間方向に打球を飛ばす中島特有の放物線は健在だ。色は黒とグリップが白い「ポッキー型」と呼ばれる2パターンを用意しており、“魅せる”打撃が2月1日から見られそうだ。

 球団関係者の中には、中島を4番に推す声もある。本人も昨年12月の入団会見で「いいところで打たなダメ。打点を多く挙げたい」と意気込みを口にして、「あかんかったら、叩いてください」と加えた。期待されていることは重々承知で、重圧をはね返すつもりでいる。30日に、チームとともに宮崎入りし、キャンプインに備える。

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2015年1月30日のニュース