今治西前監督は3カ月謹慎処分 秋季大会中に部員に暴力

[ 2015年1月30日 17:36 ]

 日本学生野球協会は30日の審査室会議で高校など18件の処分を決めた。昨秋の四国大会の試合中に部員への暴行が発覚した今治西(愛媛)の前監督(43)に対し、昨年11月5日から今年2月4日まで3カ月の謹慎処分とすることが決まった。出場が決まっている今春選抜高校野球大会前に謹慎は解かれるが、大会内規でベンチ入りはできないことになっているため同校はすでに監督の交代を発表している。

 昨年12月の審査室会議では「前監督自身の反省の文言がなく、本人がどういう気持ちでいるのかがわからなかった」として審議を見送っていた。今回は「立場を忘れてとんでもないことをした。指導法を間違った」などといった反省を表す文書も加えられていたという。
 審議内容の説明に当たった日本高野連の西岡宏堂審議委員長は「高校日本代表のコーチを務めた経歴もあり、指導者の見本となるような方なのに。暴力による指導はいけない」とした。また、暴力行為があった後も四国大会のベンチ入りを許可したとして愛媛県高野連も厳重注意処分となった。

 その他の主な案件は以下の通り。▽福岡講倫館=監督と部員の暴力で6カ月の対外試合禁止▽乙訓(京都)=監督が暴力を振るったとして6カ月の謹慎▽市柏(千葉)=副部長が勤務時間中に飲酒したとして1カ月の謹慎処分▽武相(神奈川)=部員の暴力で3カ月の対外試合禁止処分▽武岡台(鹿児島)=県高野連理事長を務めていた元副部長が公務のために申請した休暇の一部を私的利用にあてたとして服務規定違反で3カ月の謹慎処分

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2015年1月30日のニュース