セガサミー3度目の正直!初決勝 ルーキー横田149球完封

[ 2014年11月11日 05:30 ]

<日本生命・セガサミー>完封勝利の横田(左)を握手でねぎらうセガサミー・初芝監督

スポニチ後援第40回社会人野球日本選手権第10日・準決勝 セガサミー2―0日本生命

(11月10日 京セラドーム)
 準決勝2試合が行われ、決勝は3度目の出場で初めて決勝に進んだセガサミーと、3大会ぶり4度目の優勝を狙うトヨタ自動車の顔合わせとなった。現役時代に「ミスターロッテ」の異名を取った元ロッテの初芝清監督(47)が指揮を執るセガサミーは、横田哲投手(22)が7安打で完封し、日本生命を2―0で下した。トヨタ自動車は3―3の9回無死一、三塁で滝野光太朗内野手(22)が中越えに決勝打を放ち、パナソニックに4―3でサヨナラ勝ちした。

 ついに、ついにセガサミーが初優勝に王手をかけた。就任1年目の初芝監督は「ドキドキしっぱなしでした。相手投手を読み違え(左7人並べ)た中、勝てたのはみんなのおかげ。本当にごめんなさい」と安どの表情を浮かべた。

 ルーキーの横田が好投した。8回は2死満塁、9回には1死一、三塁のピンチを招いたが「焦っても仕方がない。落ち着いて投げた」と強心臓ぶりを発揮。「ピンチの時は自信のあるボールで。打たれても後悔しないように」と、勝負どころで右打者の内角を突くクロスファイアがサク裂した。日本生命打線に最後まで得点を許さず、8奪三振、149球で完封した。

 2回戦の三菱重工横浜戦では6回で自責1、3回戦のNTT東日本戦は1安打で1失点完投と、新人ながら「エース」の働き。昨年の全日本大学選手権では上武大を初優勝に導き、最高殊勲選手賞も獲得した22歳左腕は、チーム初の決勝に向け「グラウンドに出たら、年齢とかは関係ない。優勝しかない。あした(11日)も投げたい」と連投に意欲満々だった。

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