“世界一侍”岩隈「堂々と」第2戦先発へ 金子と投げ合い

[ 2014年11月11日 05:30 ]

記念撮影に応じるマリナーズ・岩隈(左)とカブス・和田

日米野球

 マリナーズの岩隈が、「先輩侍」として新生・侍ジャパンの前に立ちはだかる。この日、大リーグ選抜に合流。全体練習前の会見では前を見据えて、きっぱり言った。

 「大リーグ代表ということを凄く光栄に思っていますし、凱旋登板できることがうれしい」。今季はダルビッシュや田中を上回り、日本選手トップの15勝。14勝を挙げた昨季はサイ・ヤング賞投手の投票でも3位に入った。「オールスター」の看板に偽りはない。

 相手が真剣勝負で向かってくることは承知の上だ。「今までの日米野球と違う形。侍ジャパンと戦うのだから」。自身も侍戦士として、09年のWBCに出場し、MVP級の活躍で2連覇に導いた。その侍ジャパンに初めて敵として対する。「知らない選手も多い。対戦できるのはうれしい」と意欲を燃やした。

 ジョン・ファレル監督は第4戦までの先発を発表。5試合シリーズで、最初の3試合は勝ち星が多い順に、今季16勝のシューメーカー、15勝の岩隈、13勝のガスリーと並べる必勝態勢を整えた。

 岩隈が投げ合う相手は今季の沢村賞右腕・金子。打線には、自身が楽天に在籍していた3年前と比較して飛躍的な成長を遂げた中田もいる。「マリナーズのユニホームで投げられる。堂々と楽しみながら投げたい」。メジャーの代表として、その実力を侍ジャパンに見せつける。

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