MLB選抜、ロンゴリア満塁弾など3発で神巨連合に勝利

[ 2014年11月11日 21:42 ]

<神巨・MLB>5回2死満塁、中越えに満塁ホームランを放ち迎えられるロンゴリア(中央)

 阪神・巨人連合チームがMLBオールスターチームと対戦する「日本プロ野球80周年記念試合」が11日、甲子園で行われ、MLB選抜が14安打で8点を奪い8―7で阪神・巨人連合に勝利。12日から始まる侍ジャパンとの対戦に弾みをつけた。

 阪神・巨人連合は1934年に初めて開催された日米野球で使用されたユニホームの復刻版を着用。「ALL NIPPON」の頭文字「AN」のロゴがデザインされたクラシカルスタイルで挑んだ。

 能見、カプアーノの先発で始まったメモリアルゲーム。まずはMLB選抜がその強打を見せつけた。4回、3番手・岩崎に対し先頭のエスコバルが中前打で出塁すると、カノも2打席連続安打となる左前打で続く。暴投とロンゴリアの四球で無死満塁からサンタナの三ゴロ併殺の間に1点を先制。なおも2死三塁からプイグの右前打で加点した。

 これで勢いづくと5回には4番手・江柄子に襲い掛かる。死球と2安打で2死満塁とすると、ロンゴリアが中越えにグランドスラム。6回にはペレスが5番手・秋山から、7回にはファウラーが6番手・高木京から、いずれも中越えソロを放ちリードを広げた。

 阪神・巨人連合は6回2死一塁から上本が左翼線適時二塁打で1点。7回には寺内、伊藤隼の連打で1死一、二塁から大田の右中間三塁打、狩野、上本の連続適時打など6安打を集中し5点。8回にも加点し1点差まで詰め寄ったが、9回1死満塁の好機を生かせなかった。

 阪神・巨人連合がMLB側と試合を行うのは81年のロイヤルズ戦(倉敷)以来。米選抜との対戦は51年の米選抜戦(甲子園)以来、実に63年ぶりだった。

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