オリ サヨナラで首位奪回 森脇采配的中も「ペラペラしゃべれない」

[ 2014年5月18日 05:30 ]

<オ・ソ>延長12回無死二、三塁、サヨナラ犠飛の伊藤は笑顔でバンザーイ

パ・リーグ オリックス2-1ソフトバンク

(5月17日 京セラD)
 オリックスが近鉄時代、ソフトバンクが南海時代の復刻ユニホームを身にまとう「OSAKA CLASSIC 2014」は、オリックスの2連勝になった。

 第2ラウンドは4時間41分の熱戦。延長12回、終止符を打ったのは途中出場の伊藤だ。無死二、三塁から右犠飛。今季初のサヨナラ勝ちで4連勝、3日以来の首位奪回を決めた。

 「直前にバスターエンドランが決まって、流れがこっちだった」

 ヒーローが振り返ったように、勝利の伏線は伊藤の前の打者・安達にあった。先頭の駿太が四球で出て、セオリーなら犠打の場面で、森脇監督はあえて動いた。2ボールからバスターエンドラン。これが見事に右前打となり、走者を三塁まで進めることに成功した。

 「ちょっと動きをとらないと、どうしようもなかった」とは指揮官の言葉。そこまで好機であと1本が出ていなかっただけに、流れを強引に引き寄せたい狙いがあったのだろう。ストライクをほしがるカウントだったことも、サインを出しやすくしていた。森脇監督は「作戦のことはペラペラしゃべれない」と多くを語らなかったが、サインに応えた安達は「心の準備はできていた」と笑顔を見せた。4回の先制点は自らの失策が絡んでいただけに、ミスを挽回できたことにも喜んだ。

 引き分け寸前でもぎとった、大きな価値のある勝利。18日、3連戦3連勝へ意気揚々と向かう。

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2014年5月18日のニュース