虎倒へ 広島、6番エルドレッドの新打線

[ 2013年10月11日 09:32 ]

 虎倒打線が固まった。球団初のCSに挑む広島は10日、マツダスタジアムで社会人・JFE西日本との練習試合に臨み、最後の実戦調整を終えた。野村監督はエルドレッドをレギュラーシーズンで一度もなかった6番で起用。3番に松山、4番にキラを配し、3、4番で並ぶことの多かった両外国人の打順を、5番・梵を挟む形で離した。

 「誰が来ても対応できる打線を組んだ。現時点でベストオーダーだと思う。(左右)どちらが来ても“やられた”とはならいようにした」

 予告先発のないCS。初戦、阪神先発は右のメッセンジャー、左の能見と両方の可能性がある。エルドレッドは前者に10打数1安打、後者に3打数3三振といずれも今季対戦成績が良くないが、練習試合前にコーチ陣らと話し合って決断した指揮官は「たとえ3三振しても、短期決戦では遠くへ飛ばす力を相手も嫌がる」と口にした。

 JFE西日本戦で大砲は中堅へ2本塁打。新打線の試運転は狙い通りだった。

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2013年10月11日のニュース