榎田 CSファイナルでの先発切符!フェニックスLで好投

[ 2013年10月11日 10:40 ]

 榎田がCSファイナルステージでの先発切符を手中に収めた。2軍再調整中の左腕は10日、フェニックス・リーグの楽天戦(生目の杜第2)に先発し、5回無安打無失点の快投を披露した。

 「フライアウトも取れている。まっすぐは良くなってきていると思う。インコースでも詰まらせることができたので」

 初回、一塁・阪口の失策と四球で無死一、二塁とされたが、高須を遊ゴロ。小斎も一ゴロ併殺に仕留めてピンチを脱した。「無駄な四球が多かった」と4四死球で毎回のように走者を背負ったが、課題に挙げていたクイックモーションからの投球では痛打を許さず、5回を悠々と投げきった。

 鹿児島から駆けつけた母・きよ子さんが見守る前で、輝きを取り戻す投球。直近2試合の実戦で計8回8失点と調子を落としていただけに、「粘り強く投げられた」と手応えを口にした。

 このまま中6日で17日のCSファイナルステージ第2戦に登板する可能性が高まった。今季3勝をマークしている巨人戦。“Gキラー”の本領発揮に期待が高まる。

 「まだ何も言われていませんけど、しっかり良い準備をして、その時が来たら、しっかり投げたい」。“その時”へ準備は整った。あとは、しびれるマウンドで持てる力を解き放つだけだ。

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2013年10月11日のニュース