花巻東・佐々木監督 決勝で東北対決を「2校で強さを証明したい」

[ 2013年8月21日 06:00 ]

バント練習を行う千葉

第95回全国高校野球選手権準決勝 花巻東―延岡学園

(8月21日 甲子園)
 菊池(西武)も大谷(日本ハム)も届かなかった頂点を目指し、花巻東ナインは、明石市内のグラウンドでフリー打撃やバントシフトの確認で汗を流した。

 09年以来の準決勝となる佐々木洋監督は「東北2校が残っている。近年は東北のレベルが上がっていると思うので、2校で強さを証明したい」と決勝での東北対決に思いをはせた。

 3試合で15打席に立ち12度出塁するなど、打線のキーマンとなっているのが2番・千葉だ。19日の鳴門(徳島)戦で1人で41球粘り、1安打4四球を選んだ1メートル56の小兵選手は「自分の仕事は出塁。いつも通りの試合をやりたい」と、チャンスメークに徹することを宣言した。同戦でバックスクリーンに本塁打を放った3番・岸里も「目の前の一戦に集中して、東北のレベルを全国に証明したい」と意気込んだ。

 鳴門戦では内野手が極端な守備位置を敷くなど、相手チームを見て対策するのが特徴。4投手を抱える佐々木監督は「相手の打線を見て先発を決めたい」と、ギリギリまで先発投手を熟考する構え。東北勢初優勝のため、できる限りの準備をして臨む。

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2013年8月21日のニュース