前橋育英 初出場初優勝王手!高橋光、完封逃すも自責0

[ 2013年8月21日 12:49 ]

<日大山形・前橋育英>1回1死満塁のピンチを二ゴロ併殺に打ち取り、二塁手高橋知(4)らを笑顔で迎える高橋光(右端)と小川の前橋育英バッテリー

 第95回全国高校野球選手権大会第13日は21日、甲子園球場で準決勝を行い、第1試合は前橋育英(群馬)が4―1で日大山形を下し、1991年の大阪桐蔭(大阪)以来の初出場初優勝に王手を懸けた。群馬県勢の決勝進出は、99年に県勢初制覇を果たした桐生第一以来14年ぶりとなった。

 前橋育英の2年生エース高橋光は日大山形の強力打線を7安打1失点に抑えて完投勝利。初回いきなり連打と四球で1死満塁のピンチを招いたが、5番打者を二ゴロ併殺に打ち取って無失点。6回には味方失策も絡んで1点を失ったが、その後は無失点に抑えた。二塁手の高橋知が初回に好捕を見せるなど、バックも2年生を盛り立てた。高橋光はここまで5試合で41回を投げ、自責点0(失点2)。

 打線は初回に工藤、高橋知の連打と土谷の犠打で1死二、三塁とし、4番・荒井がきっちり右犠飛を打ち上げて先制。2回には2死から田村の三塁打を口火に、楠が一塁強襲の適時打を放ち、追加点を挙げた。3回にも荒井の左前適時打で加点し、序盤に3点のリード。7回にも内野ゴロの間に1点を追加し、突き放した。

 日大山形は3試合連続で完投していた右腕・庄司が序盤に3失点と試合をつくれず。打線は初回1死満塁の先制機を生かせず6回の吉岡の左犠飛による1点のみに終わり、県勢初の決勝進出を逃した。

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