森友だけじゃない 阪神スカウト陣、上林&園部にも熱視線

[ 2013年8月8日 08:53 ]

 阪神は7日、西宮市内の球団事務所でスカウト会議を行い、8日に開幕する夏の甲子園大会における今秋ドラフトの有力候補選手を再確認した。

 「ドラフトで獲る、獲らないに関係なく、候補に入っている有力選手は見ないとね。高校生の最後の大会だから」。球団関係者が話したように、高校生候補のプレーを国内で見られるのは基本的には今大会が最後。阪神はすでに大阪桐蔭・森友、桐光学園・松井を最上位候補に挙げているが、他の有力選手にも熱視線を送る。

 その筆頭候補は、走攻守の三拍子を兼ね備えた大型外野手の仙台育英・上林だ。たぐいまれなるバットコントロールに加え、遠投100メートル、50メートル走6秒0と身体能力も抜群。全12球団がリストアップする逸材だ。

 右の大砲候補では、聖光学院・園部がいる。1メートル84、87キロの恵まれた体格から高校通算58本塁打を量産し、昨夏、今春と甲子園のバックスクリーンに本塁打を叩き込んだ長打力は超高校級。なかなか和製大砲が育たないチーム事情を考慮すれば、当然、指名候補に入ってくる。他にも、野手では北照・吉田、投手では瀬戸内・山岡らの名前も挙がったもよう。出場全49校が登場する大会第7日までスカウト総動員で、猛虎の未来を背負う逸材をチェックする。

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2013年8月8日のニュース