中畑監督 ワースト8連敗「粘りは見せた、ではしょうがない」

[ 2013年8月8日 22:47 ]

7回2死二、三塁ブランコの中前打で生還したモーガンをTポーズで迎える中畑監督

セ・リーグ DeNA6―7巨人

(8月8日 横浜)
 出てくる言葉は「悔しい」ばかりのDeNA・中畑監督。7連敗脱出まであと1人のところまでいきながら、目前で白星がスルリと逃げて行った。

 巨人の8安打を大きく上回る14安打を放ち、2度同点にし、8回には一時勝ち越しとなる1点をもぎ取ったが、結果は8連敗。「粘りは見せた、ではしょうがない。惜しければ惜しいほど悔しい」と指揮官は、自身が指揮してワーストの8連敗に唇をかんだ。

 数字から見れば接戦だが、失策、四球が得点に結びつく悪循環で負けるべくして負けたともいえる。4回と7回、巨人が一時勝ち越した場面では、四球が絡んだ。7回、村田にこの日2発目の本塁打を打たれた、1軍昇格したばかりの山口には「一番打たれてはいけない選手に打たれた」と四球、長打という最悪の結果を嘆いた。

 9回も失策から好機を与え、決勝打となった長野の三塁打も守備位置を少し変えるだけで防げた可能性もある。

 「前を向いて行くしかない」と中畑監督は自分に言い聞かせたが、3位どころか最下位ヤクルトが中日に3連勝し、これで1・5差。10日からはそのヤクルト戦だ。

 テレビのインタビューを終えたところで思わずため息をついた自分自身に対し「いかん、いかん。俺がため息をついたらいけない」とうつむきながら必死に言い聞かせた。DeNAがまさに正念場の夏を迎えた。

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2013年8月8日のニュース