伊東監督「“逆転されるロッテ”からやっと“逆転のロッテ”に戻ったな」

[ 2013年8月8日 06:00 ]

<ソ・ロ>9回無死三塁、右前に二塁打を放った荻野貴

パ・リーグ ロッテ2-1ソフトバンク

(8月7日 ヤフオクD)
 持ち前の粘り強さが戻ってきた。1―1の9回、先頭のロッテ・塀内が右翼線二塁打で出塁すると、続く荻野貴は犠打の構え。ところが千賀の暴投で塀内が三塁へ進むと、3球目のスライダーを振り抜いた荻野の打球は左前へポトリ。

 「落ちろ!と願っていました。犠飛には浅すぎたので」。これが決勝二塁打になり、運も味方して今季22度目の逆転勝ちが転がり込んだ。

 先発の古谷は初回に1点を失ったが、7回まで追加点を許さない。粘投に応えるように、8回2死三塁から代打・ブラゼルの左前打で振り出しに戻した。後半戦の8敗のうち6敗が逆転負け。5、6回の失点が多く、中盤に崩れる展開が続いていただけに「“逆転されるロッテ”から、やっと“逆転のロッテ”に戻ったな」と伊東監督。逆転優勝へ光明が差し込む勝利だった。

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2013年8月8日のニュース