陽南 女子バッテリーで初戦突破 エース本間完投&捕手生井適時打

[ 2013年8月8日 06:00 ]

試合後ポーズを決める陽南学童野球クラブ・本間(左)と生井

高円宮賜杯第33回全日本学童軟式野球大会1回戦 陽南学童野球クラブ(栃木)4―2波佐見鴻ノ巣少年野球クラブ(長崎)

(8月7日 神宮)
 開幕し、神宮球場など東京都内5会場で1回戦19試合が行われた。初出場の陽南学童野球クラブ(栃木)が女子バッテリーの活躍で初戦突破。このほか竹仲(東京第1)、南観マリナーズ(広島)なども2回戦に進出した。8日は2回戦16試合が行われ、昨年優勝の鳥羽野球部(福井)などが登場する。

 <栃木陽南学童野球クラブ>「女子力」で初出場初勝利を挙げた。エース・本間茜梨(あかり、6年)が7回4安打2失点で完投。「ピンチでも冷静に投げることができた」と笑顔で振り返った。捕手の生井美桜(みさき、6年)も2回に2死満塁から左前適時打を放つと、7回1死では捕邪飛をダイビングキャッチするなどチームをもり立てた。大会関係者も「女子の投手や捕手はいたが、女子バッテリーでしかも勝ったのは記憶にない」と驚く。

 生井は大きな声で何度もチームを鼓舞し「(相手が)長崎県代表で強いと思った。最後まで集中して声を出して盛り上げた」。渡辺誠宏監督(39)も「あの子はチームの盛り上げ役。凄い子です」と全幅の信頼を置く。目標は県勢初の全国制覇。本間が「次もチームに貢献できるプレーをしたい」と言えば、生井も「次も必ず勝ちます」と力強く話した。

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