賢介、メジャー昇格即スタメンで好守&初安打も…初陣飾れず

[ 2013年7月10日 14:40 ]

メッツ戦の5回、メジャー初安打となる中前打を放つジャイアンツ・田中

ナ・リーグ ジャイアンツ6―10メッツ

(7月9日 サンフランシスコ)
 米大リーグ、ジャイアンツの田中は9日(日本時間10日)、傘下マイナーの3Aフレズノからメジャー昇格を果たし、サンフランシスコでのメッツ戦に「2番・左翼」で出場、5回にメジャー初安打となる中前打を放ち、4打数1安打1四球だった。

 初めて立つメジャーの舞台。田中がまずは不慣れなはずの左翼の守備で魅せた。2回、ブラウンの本塁打性の当たりをフェンスに体を預けながら好捕。6月中旬から外野に挑戦している急造の左翼手の好守に地元ファンも喝采だ。

 第1打席は左飛、第2打席も二直に倒れたものの、2―3で迎えた5回の第3打席では、無死一塁からチャンスを広げる中前打。2ストライクと追い込まれながらもメジャー初安打を記録した。7回の第4打席は先頭で四球を選んで出塁し、一時は同点となるホームを踏んだ。8回の第5打席は二ゴロだった。

 ジャイアンツは5―5で迎えた8回に大量5点を失って6―10で敗れ、3連敗。田中の初陣を飾ることはできなかった。

 ▼田中の話 朝3Aの監督から電話がかかってきて昇格を知らされた。第1打席は緊張したが、それからは落ち着いてやれた。(メジャー初安打でファンの声援を浴び)すごくうれしかったし、これがメジャーなんだなと思った。

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