大谷初アーチは「遅かったかな」対左腕初安打もマーク

[ 2013年7月10日 21:38 ]

プロ初本塁打を放ち、ホームランボールを手にポーズをとる日本ハム・大谷

パ・リーグ 日本ハム4―1楽天

(7月10日 Kスタ宮城)
 日本ハムの大谷はプロ92打席目で初アーチを放ち、「本当にうれしかったですし、チームの勝利に貢献できて良かったなと思います」と優等生発言。地元・東北での一発にも「東北で打てて良かったですし、思い出に残りました」と喜んだ。

 腕をたたんで内角の直球を振り抜くと、ライナー性の打球は一直線で右翼席中段へ。球場がどよめく中でダイヤモンドを一周し「(打った感触は)最高でした。(打球の行方は)走りながら見ていました」とプロ初の感触をかみ締めた。

 その一方で92打席目かかったことについては「遅かったかなと思いますし、もっと打ってチームを助けられたら良かったですけど、これからもっと打っていけたらいいなと思います」。まだまだこんなもんじゃないという矜持をにじませた。

 さらにこの日は一発だけでなく、対左腕で初安打もマーク。これまで左腕投手とは6打数無安打5三振と対戦自体が少なく苦手としていたが、8回、長谷部から中前打を放った。

 「二刀流」を続けている大谷は投手としても2勝を挙げている。野手では開幕戦に先発出場するなど、打率3割1分、1本塁打、10打点の成績を残している。

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