プロ野球オーナー会議で加藤コミッショナーが謝罪

[ 2013年7月10日 18:49 ]

記者会見で記者の質問を聞き返す加藤良三コミッショナー

 プロ野球の統一球が公表されずに変更されていた問題が発覚してから初めてとなるオーナー会議が10日、東京都内で開かれ、加藤良三コミッショナーは混乱を招いたことを12球団に謝罪した。問題を調査する第三者委員会のメンバーも出席したが報告はなかった。9月19日のオーナー会議までに最終報告を受ける。

 議長を務めるオリックスの宮内義彦オーナーによると、統一球の反発係数を変更したことを公表しなかった理由などを問う声が出た。加藤コミッショナーは記者会見であらためて辞意を否定したが、会議の中で「その地位に恋々とする気は全くない。野球界が素晴らしい人材を次に選ぶということについて協力もしたい」と話したという。

 統一球問題が起きる以前から一部球団が求めていたコミッショナーの選任方法の明確化についても議論したが結論は出ず、9月に決める方針となった。コミッショナーの任期は2年で、加藤コミッショナーは昨年7月に再任され3期目を務めている。

 楽天の三木谷浩史オーナーはコミッショナーの責任には「第三者委の結論を待ってから」と話した上で、後任について「野球界の拡大、事業の拡大にしっかり取り組む人を選ぶということと、常勤の方がいいのではと発言した」と話した。

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2013年7月10日のニュース