オリックス ロッテとまた12回耐えた 森脇監督「試されているよう」

[ 2013年7月10日 06:00 ]

<ロ・オ>9回1死一、三塁、同点打となる右前適時打を放つ高橋信

パ・リーグ オリックス3-3ロッテ

(7月9日 QVC)
 またも千葉で激戦となった。2―3の9回だ。ロッテの守護神・益田から1死一、三塁の好機をつくると、代打のオリックス・高橋信がすかさず右前へ同点打。「みんながつないでくれて、その気持ちが打たせてくれたと思う。ああいう場面で使ってくれた監督の期待に応えたかった」。敗色濃厚だった試合を振り出しに戻し、何とか黒星を逃れた。

 千葉では、開幕戦から2試合続けて延長12回サヨナラ負け。球団史上初の屈辱を受けたが、これで千葉での4戦中3戦が延長12回に突入する熱戦となった。今回は負けなかったことが収穫で、森脇監督も「我々は勝っていかないといけない立場だが、どこまで耐えられるか、試されているようだった」と一息ついた。リーグで唯一、借金を抱える球団だけに簡単に負けるわけにはいかない。

 延長戦では救援陣が踏ん張り、今季3度目の引き分け。借金4は変わらないが、殊勲打の高橋信は「負けなくてよかった。何とか明日につなげたい。ぼくたちは追い掛ける立場なので」とチームの思いを代弁した。球宴までに借金完済を目指すチームは、執念で黒星を阻止した。

 ▼オリックス・金子(8回3失点)先頭打者を抑えることを意識していたが、最初の打者(根元)に打たれたことが悔しい。

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2013年7月10日のニュース