小林寛 3年目でプロ初勝利も「悔い残っています」

[ 2013年7月10日 22:40 ]

2番手で登板し、プロ初勝利を挙げたDeNA・小林寛

セ・リーグ DeNA17―8広島

(7月10日 横浜)
 DeNAの2番手、小林寛がプロ3年目で初白星を挙げた。

 4回から高崎の後を受けて登板。2回を2安打1失点。チームが5回に大量7点を奪い、初勝利が転がり込んできた。

 初のヒーローインタビューに呼ばれ、お立ち台からの風景に「素晴らしいです」と笑顔。ただ、5回に1点を奪われたシーンを振り返り「悔い残っています」とやや表情を曇らせた。

 今季は2年ぶりに1軍昇格。5月15日の楽天戦で初先発を果たしたが、3回でKO。5安打3失点よりも、いずれも得点に四球が絡み勝負しきれなかった自分が不甲斐なかった。

 再度1軍に昇格し、この日が最初のマウンド。1点は奪われたが、もう四球連発の逃げの投球をする姿はなかった。

 中畑監督は「初勝利はうれしかっただろうがまだまだ」と手放しには喜んでいなかった。それは期待の裏返しでもある。先発ローテションが安定しないだけに、中継ぎで実績を積めば再挑戦の可能性は大きくなる。

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