涌井“背水先発”も…3回途中5失点KO、渡辺監督ぶ然

[ 2013年6月27日 19:15 ]

<西・楽>1回2死一、三塁、島内に先制適時打を浴び、うつむく西武先発・涌井。右は炭谷

パ・リーグ 西武1-10楽天

(6月27日 県大宮)
 約1カ月ぶりの先発マウンドに上った西武・涌井だったが、厳しい現実が待っていた。2回0/3で7安打5失点。ベンチの渡辺監督はぶ然とした表情で投手交代を告げた。

 立ち上がりから不安定な投球が続いた。初回1死から連打と四球で満塁のピンチを背負うと、マギーの内野ゴロの間に先制点を奪われる。さらに島内には中前適時打を浴びて、いきなり2失点スタートとなった。

 2回にも先頭・岩崎に左翼線二塁打を許し、犠打で1死三塁から藤田に左犠飛を打たれて失点。味方打線がその裏、スピリーの左越え3号ソロで反撃ムードをつくったが、3回も立ち直る気配をみせず先頭・ジョーンズ、続くマギーに連打を浴びて無死一、二塁に。西武ベンチの我慢は限界だった。

 今季の涌井は開幕から3連勝と白星を重ねたが、4月下旬から突然勝てなくなり、5月19日の阪神戦(西武D)で4回途中6失点KO。先発ローテーションから外された。復活を期したこの日のマウンドだったが、結果を出すことはできなかった。

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2013年6月27日のニュース