打撃投手転向の危機も…古谷、本音は「ノーヒットノーランやりたかった」

[ 2013年6月27日 07:30 ]

<オ・ロ>9回2死、坂口に三塁打を打たれ、ノーヒットノーランの夢が途絶えた古谷は苦笑い

プロ野球 パ・リーグ ロッテ7-0オリックス

(6月26日 京セラD)
 26日、オリックス戦で9回2死まで無安打無得点の快投をみせた。ロッテ・古谷拓哉投手(31)は05年の大学・社会人ドラフト5巡目でロッテ入り。だが、プロでも挫折の連続だった。

 サイドスローに変えるなど試行錯誤を重ねたが、09年まで1軍登板はわずか5試合。当時の球団フロントは10年シーズンで結果が出なければ、打撃投手に転向させることを通達した。

 ところが、同年に中継ぎとして58試合登板。首はつながったが、その後も1軍に定着できないまま月日が流れていった。

 最後にようやく出た本音。「せっかくだからノーヒットノーランはやりたかった」。それでも笑顔。あと1球で快挙を逃したのも、ある意味ではらしかったのかもしれない。

 ▼ロッテ・里崎(古谷を好リード)ファームでもバッテリーを組んでいたので、その時のままの投球ができた。最高の投球で勝てたことがうれしい。

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2013年6月27日のニュース