打線組み替えズバリ!原監督「いい仕事をしてくれました」

[ 2012年11月1日 22:46 ]

日本ハムに大勝し、好投した内海(右)とタッチを交わす巨人・原監督

日本シリーズ第5戦 巨人10―2日本ハム

(11月1日 札幌D)
 日本ハムのエース左腕攻略へ、巨人・原監督の打線組み替えが見事に的中した。前日4番の高橋由を外し、4番村田、5番矢野、6番エドガーと右打者を並べ、7番には第1戦で吉川から3ランを打っているボウカーを起用した。

 「シーズンをみんなの力で戦ってきたわけですから。きょうはこのメンバーで戦うということ」。指揮官の期待に選手たちが応えた。

 2回、ボウカーが先制2ランを右翼席へ叩きこむと、3回には、シリーズ初登場のエドガーが吉川にトドメをさす中越え適時二塁打。「札幌ドームに来てタイムリー、長打がなかったが、早い段階でボウカーに一発が出て、その後はタイムリーも出たし、エドガーも久々でしたけど、いい仕事をしてくれました」。原監督は満足そうに振り返った。

 本拠地・東京ドームで2連勝後、札幌ドームで2連敗。しかも主砲の阿部がこの日もスタメンを外れる“緊急事態”だったが、総合力で前日サヨナラ負けした嫌なムードも払しょくした。

 3年ぶり22度目の日本一に王手をかけて本拠地に戻る。「3勝2敗で東京ドームに戻れるのは非常に大きい。でも、簡単にはいかないでしょう。ファイターズと胸と胸を合わせて勝負したい」。慎重に言葉を選んだ指揮官だが、その表情からは手応えを感じていることがうかがえた。

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