127球粘投の内海 阿部の“アシスト”に「凄いうれしかった」

[ 2012年11月1日 22:55 ]

3回、坂本の適時打で生還した長野(右)の頭をたたく巨人・阿部
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日本シリーズ第5戦 巨人10―2日本ハム

(11月1日 札幌D)
 巨人・内海が127球の熱投でチームの連敗を止めた。第1戦と同じ日本ハム・吉川との投げ合い。ともに中4日ながら内海は8回を7安打2失点でエース対決に連勝した。

 「(チームが)2敗していたのでチームに勝ちがつくように粘り強い投球を心がけた。(先取点を)取ってもらった後に取られる悪いリズムだったが、中盤からは自分のペースにもっていけた」

 走者を出しながらも無四球と大崩れしなかった。「総力戦。中4日でも出せる力を全て出そうとマウンドに上がった。(前夜)延長で中継ぎがたくさん投げてたし1イニングでも長く投げようと思っていた」。そんな内海を支えたのが右膝裏の違和感でスタメンを外れた阿部の存在だった。イニングの合間にキャッチボールの相手を務めてもらい、集中力を持続できた。

 「なかなかないこと。凄いうれしかった」

 原監督からも「中4日で実に良い投球をしてくれた」と褒められた力投。エースの大車輪の活躍で巨人が日本一に王手をかけた。

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2012年11月1日のニュース